世代を超えた2人の女の友情を、ロードムービー形式で描いた女性映画。94年9月11日に卵巣ガンで他界したジェシカ・タンディの遺作で、病魔との闘いを微塵も感じさせない凛とした気高い演技が胸を打つ。女性ならではの視点が光る監督は、デビュー作『Save & Me』がカンヌ国際映画祭批評家週間週間で高く評価されたディーパ・ミータ。アリ・ジェニングスの原案を、ポール・カーリントンが脚色。製作はクリスティナ・ジェニングスと「ダメージ」のサイモン・レルフ。撮影はギイ・デュフォー、音楽は「ヒア・マイ・ソング」のジョン・アルトマン。美術はサンドラ・キバルタス、衣装はスタンリー・キューブリック作品で知られるミレナ・カノネロが担当。タンディの相手役に「アサシン」「恋愛の法則」「あなたに降る夢」と出演作が続き、ジェネレーションXのスターたちをリードする存在となったブリジット・フォンダ。助演は「リトル・ダイナマイツ ベイビー・トークTOO」のエリアス・コティーズ、「ジャック・サマースビー」のモーリー・チェイキン、「マーヴェリック」のグラハム・グリーン、そしてタンディの夫で「ニューヨーク東8番街の奇跡」のヒューム・クローニンほか。